日鉄エンジニアリング株式会社様
AWSシフトを加速する日鉄エンジニアリング。
JIG-SAW OPSが実現した、Webサイトのセキュリティ強化と24時間365日の安定運用
日鉄エンジニアリング株式会社
日本製鉄グループの中核企業として、環境・エネルギーや都市インフラ分野を中心に、各種プラント・施設の設計・調達・建設(EPC)から操業・メンテナンス(O&M)まで、社会を支える幅広いエンジニアリングソリューションを提供する日鉄エンジニアリング株式会社。
同社は近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)やAI活用を積極的に推進し、事業と業務を支えるデジタル基盤の高度化を進めています。
(ご契約期間:2023年4月1日 ~ 継続中)
日本製鉄グループの中核企業として、環境・エネルギーや都市インフラ分野を中心に、各種プラント・施設の設計・調達・建設(EPC)から操業・メンテナンス(O&M)まで、社会を支える幅広いエンジニアリングソリューションを提供する日鉄エンジニアリング株式会社。
同社は近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)やAI活用を積極的に推進し、事業と業務を支えるデジタル基盤の高度化を進めています。
(ご契約期間:2023年4月1日 ~ 継続中)
全社的なAWS集約方針のもと、コーポレートサイトをはじめとする複数のWebサイトをAWSへ移行した日鉄エンジニアリング株式会社。 移行プロジェクトと並行して運用パートナーの選定を進め、2023年からJIG-SAWを採用しました。JIG-SAW OPSによる24時間365日の監視・運用体制を構築することで、Web基盤のセキュリティと安定性を高めながら、社内担当者の運用負荷を大幅に軽減しています。 AWS移行の背景、JIG-SAWを選定した理由、そして導入後に得られた成果について、本プロジェクトを牽引したICT企画推進部の皆様にお話を伺いました。
AWS集約方針のもとで始動した、Web発信基盤の統合プロジェクト
日鉄エンジニアリング様では、2021年にCCoE(Cloud Center of Excellence)を設立。ITインフラに関するガイドラインやセキュリティガードレールの整備を進め、社内システムをパブリッククラウドへ集約する方針を打ち出しました。 その中核となるクラウド基盤として選定されたのがAWSです。
AWSは世界中で幅広く採用されており、豊富な知見と高い技術力を持つベンダーやパートナーが数多く存在します。特定のベンダーや担当者に依存することなく、継続的かつ安定した支援を受けられる体制を構築しやすいことが、大きな選定理由となりました。 さらに、AWSに関する知見を社内の共通言語として蓄積し、各部門へ横展開しやすい点も高く評価されました。CCoEが整備するガイドラインやセキュリティ基準を全社へ浸透させ、ガバナンスの統一と円滑なナレッジ共有を実現するプラットフォームとして、AWSの採用が決定されました。
一方、全社的なクラウドシフトが進む中、コーポレートサイトや採用サイトなどのWeb発信基盤は、長年利用してきた外部レンタルサーバー上に残されていました。 当時の環境には、セキュリティと運用の両面で、早急に解決すべき課題が存在していました。
移行前のWeb基盤が抱えていた3つの課題
複数サイト・複数環境の同居によるリスク
ドメインや用途が異なる複数のWebサイトが、1台のレンタルサーバー上で稼働していました。 さらに、本来は安全管理の観点から分離すべき本番環境、検証環境、ステージング環境も同一サーバー内に混在。ひとつの環境で発生した問題が、ほかのサイトや環境へ波及する可能性があり、柔軟な構成変更や管理も難しい状態でした。
OS・ミドルウェアと証明書管理に関するセキュリティリスク
当時利用していたレンタルサーバーでは、仕様上の制約から、OSやミドルウェアを計画的にバージョンアップすることが難しく、脆弱性が発見された際の迅速なパッチ適用にも課題がありました。また、SSL/TLS証明書の更新をすべて手作業で行っていたため、作業漏れによってWebサイトが閲覧できなくなるリスクを常に抱えていました。
担当者に依存した夜間・休日の運用体制
24時間365日の監視体制を社内リソースだけで構築することは難しく、夜間や休日に障害が発生した場合は、担当者が可能な範囲で対応する体制にとどまっていました。障害の検知から状況確認、関係者への連絡までを担当者が担う必要があり、精神的・実務的な負担も大きな課題となっていました。
AWSへの移行と、運用パートナーとしてのJIG-SAW選定
これらの課題を抜本的に解決するため、CCoEの推進方針のもと、WebサイトのAWS移行プロジェクトが始動しました。
今回のWeb基盤では、複数のCMSベンダーから提供されるコンテンツを、同一ドメイン上で適切に振り分ける必要がありました。そこで、ALB(Application Load Balancer)をはじめとするAWSの柔軟な機能を活用し、複数のWebサイトと環境を安全かつ効率的に運用できるインフラ構成を採用しました。
しかし、インフラをAWSへ移行するだけでは、プロジェクトは完結しません。 移行後の環境を安定して稼働させるためには、AWSに関する専門知識に加え、24時間365日の監視、障害発生時の一次対応、継続的なメンテナンスを担う運用体制が不可欠です。 これらをすべて自社リソースだけで維持することは現実的ではないと判断し、AWSへの移行設計と並行して、運用パートナーの選定を進めました。
複数の候補を比較した結果、2023年に選定されたのがJIG-SAWです。 選定の決め手となったのは、コストとサービス品質の優れたバランス、明確に整理された対応範囲、そして日鉄エンジニアリング様が求めるサービスレベルに柔軟に応える対応力でした。
JIG-SAW OPSによる24時間365日のフルマネージド運用
JIG-SAWは、AWS環境の設計・移行段階における技術支援に加え、本番稼働後の24時間365日の監視・運用を担う「JIG-SAW OPS」を提供しました。 単にアラートを検知して通知するだけではなく、運用チームが状況を確認し、定められた手順に沿って一次対応を実施。日鉄エンジニアリング様が本当に対応すべき事象だけを正確に切り分け、エスカレーションする運用体制を構築しました。
24時間365日の監視と、役割分担による確認負荷の最小化
夜間や休日を含むシステム監視と、事前に定義された手順に基づく一次対応をJIG-SAWが担当しています。 定型的な対応で解決できる事象はJIG-SAW側で処理し、恒久対応の検討が必要なアラートや、お客様側の判断が必要な事象だけを二次対応としてエスカレーションします。 これにより、日鉄エンジニアリング様の担当者は、すべてのアラートに反応する必要がなくなり、判断や対応が必要な重要事象に集中できるようになりました。 担当者個人に依存していたベストエフォート型の運用から脱却し、専門チームによる安定した監視・保守体制を実現しています。
人の目によるアラートの精査と影響確認
JIG-SAW OPSでは、システムから発報された通知を、そのままお客様へ転送することはありません。アラートを検知した際には、JIG-SAWの運用チームが実際のWebサイトへアクセスし、表示や応答の状態、ユーザーへの影響の有無を確認します。 機械的な通知だけでは判断できない状況を運用チームが精査し、対応が急務となるインシデントだけを切り分けて、迅速に連絡する運用フローを構築しました。 不要な確認作業や過剰なエスカレーションを抑えることで、お客様側の運用負荷を大幅に削減しています。
「監視アラートが上がった際には、実際にWebサイトへアクセスしたうえで影響を確認し、対応が必要なものに絞ってご連絡いただけます。細やかに対応していただけるため、とても助かっています」
――石村様
AWS Certificate Managerによる証明書更新の自動化
AWS Certificate Manager(ACM)を導入し、これまで担当者が手作業で行っていたSSL/TLS証明書の更新を自動化しました。 定期的な更新作業にかかっていた手間を削減するとともに、更新漏れによってWebサイトが閲覧できなくなるリスクを大幅に低減。Web基盤の安全性と運用効率を同時に高めました。
導入成果
セキュリティと安定運用を両立し、担当者負荷を大幅に軽減
AWSへの移行とJIG-SAW OPSの導入によって、日鉄エンジニアリング様のWeb基盤は、セキュリティ、安定性、運用効率のすべてにおいて大きく進化しました。
成果1
自社リソースを圧迫しない、24時間365日の安定運用体制を確立
AWSへの移行にあたっては、夜間や休日を含めた継続的な監視・保守を、自社リソースだけで維持できるかという不安がありました。 JIG-SAWが24時間365日の監視と自律的な一次対応を担うことで、日鉄エンジニアリング様の担当者は、平日日中の二次対応や、社内でなければ判断できない重要業務に集中できるようになりました。 限られた社内リソースを圧迫することなく、夜間や休日にも安心して任せられる、強固な運用体制を実現しています。
成果2
CCoE基準への適合と、セキュリティリスクの大幅な低減
AWSへの移行によって、CCoEが定める全社セキュリティ基準や運用ガイドラインに適合したWeb基盤を構築しました。 複数のWebサイトや環境を適切に分離するとともに、OSやミドルウェアを計画的に管理できる環境へ移行。さらに、ACMによるSSL/TLS証明書の自動更新を導入し、手作業による更新漏れのリスクも大幅に低減しました。 インフラ構成の最適化と運用の自動化により、Web基盤のセキュリティと信頼性を飛躍的に向上させています。
成果3
主体的なシステム更新と、安全な夜間メンテナンスを実現
外部レンタルサーバーの制約から脱却したことで、日鉄エンジニアリング様自身がWeb基盤をコントロールし、計画的にOSやミドルウェア、各種システムのアップデートを実施できるようになりました。 実際のメンテナンス作業はJIG-SAWが担当するため、アクセスの少ない夜間帯に、安全かつ確実に作業を実施することが可能です。 社内担当者が夜間作業に立ち会う負担も軽減され、システムの安全性と担当者の働きやすさを両立しています。
「夜間や休日の対応もJIG-SAWさんに安心して任せられるようになり、担当者の負担が大きく減りました」
――石村様
運用業務から解放され、本来注力すべきIT企画・推進業務へ
本プロジェクトによって、Web基盤の監視・保守にかかる実務負担は大きく軽減されました。 社内リソースを日々の運用対応に費やすのではなく、全社的なITインフラの整備、デジタル化の推進、業務改善に向けた新たな施策へ振り向けられるようになっています。 システムを安定して運用するだけでなく、その先にある事業成長や業務変革に向けた取り組みに集中できる環境を整えたことは、今回のプロジェクトがもたらした大きな成果です。 JIG-SAWは今後も、クラウド運用のプロフェッショナルとして、日鉄エンジニアリング様のWeb基盤を24時間365日支え続けます。 安定稼働を守るだけでなく、システム運用のさらなる最適化と継続的な業務効率化を通じて、同社のデジタル変革を力強くサポートしてまいります。
構成イメージ図
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