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【AWS / Azure / GCP】料金の仕組みとコストを削減する方法とは

【AWS・Google Cloud・Azure】料金の仕組みとコストを削減する方法とは?

2021.11.30

2021.11.30

本記事のポイント

クラウドサービスは企業においてもその利便性やコスト削減を目的に利用されていますが、課金の仕組みや利用方法を誤ると思わぬコストが発生します。

ここでは、AWSとGoogle Cloud、 Azure を対象に各社クラウドの課金方法や利用料を安く抑える方法についてご紹介致します。



クラウド課金の仕組み理解は、なぜ重要?

パブリッククラウドの利用が一般的になるにつれて、今まで物理のオンプレミスを使用していた企業は高いイニシャルコストの支払いや納期調整、そしてハードウェアのメンテナンスや保守サポート切れに伴うリプレース業務から解放されました。

しかしクラウドの利用方法を理解していないと、特に課金の仕組を理解せずに使用すると、想定していたよりも費用対効果が得られなかったり、逆に高い利用料が請求されるケースもあります。

パブリッククラウドという選択肢の登場

パブリッククラウドという選択肢の登場により、従来のオンプレミスではできなかった事ができるようになりました。特にリソースを自分で確保する必要がないので、必要な時に必要な分だけ機能拡張を素早く行えるのが最大のメリットとなります。例えば、ちょっとしたテスト環境を用意したり、一時的にサービスの利用者が増えリソースが足りない場合、パブリッククラウドを利用していれば使いたいリソースを使いたい分だけ追加することができます。

各社のパブリッククラウドは、初期の導入コストを安く押さえることができるので、これからも利用シーンは増えていくかと思われます。

ここではAWS、Google Cloud、Azureの3社のパブリッククラウド環境についての利用料と、安く抑える為の方法を紹介いたします。

> AWS の利用料、8%OFF – 請求代行サービス

> Google Cloud の利用料、6%OFF – 請求代行サービス

AWSが8%OFFになる請求代行 Google Cloudが6%OFFになる請求代行

一般的なクラウドの課金形式

AWS、 Google Cloud、Azure 各社ともに様々なサービスが展開されており、利用するサービスに応じて課金方法が異なりますが、ここでは一般的なコンピューティングサービスについてご説明致します。

まず最初に、クラウドサービスは「使った分だけ支払う」従量制課金が一般的です。パブリッククラウドベンダーは世界各国にデータセンターを持っており、それぞれの環境でサービスの利用が可能な為、ユーザーは簡単に冗長化したりサーバの稼働拠点を複数に分散させることができるのでDR(Disaster Recovery)やBCP(Business Continuity Plan)対策を立てる事ができる一方で、インスタンスの数に応じて費用発生するので、どれだけの数のインスタンスが稼働するのかの注意が必要です。

また原則、クラウドからインターネットへの通信については通信料に応じて課金が発生致します。データ量の多いファイルをアクセスのたびに通信するような仕組みの場合、利用者の数に応じて通信費も増えてしまいます。

費用削減の方法

適切なインスタンスサイズの選定や各種該当サービスの利用以外に、クラウドを使う上で費用を削減するにはどういった方法があるのでしょうか?

1つは各社が出している低価格帯のインスタンスを使用する事、もう1つは無料枠を利用することです。

削減方法1. 低価格帯インスタンスを利用する

低価格帯のインスタンスとは、使われていない余剰リソースを割安に提供するサービスです。各社により詳細な条件や制限が異なりますが、短時間で処理できる作業を行う際に通常よりも遥かに安くインスタンスが使えるサービスです。

各社の低価格帯インスタンス
各社の低価格帯インスタンス

削減方法2. 無料枠を利用する

各社により条件は異なりますが、期間限定で各社規定条件内(例えば、コンピューティングサービス〇〇〇時間 など)であればサービスを無料で利用できる枠が存在します。

この無料枠を使えば該当サービス分の利用料を削減することができます。


> AWS の利用料、8%OFF – 請求代行サービス

> Google Cloud の利用料、6%OFF – 請求代行サービス

割引(ディスカウント)方法

低価格帯のインスタンスサービスを使用すれば費用を抑える事ができますが、利用制限の影響を受けてしまうため、例えば長期で利用する場合などはこの方法は使えません。

その場合は各社が出しているリソースを通常よりも安く購入できる、割引サービスを使う方法があります。各社の「割引サービス」を見てみましょう

AWS:リザーブドインスタンス(RI) / Savings Plansを購入

AWSには「リザーブドインスタンス」、「Savings Plans」という割引方法があります。どちらも特定サービスの利用を1年か3年でコミットすることにより割引が適用され、支払いは「全額前払い」、「一部前払い」、「前払いなし」から選択できます。(割引率は全額前払いが最大となります)

「リザーブドインスタンス」は対象となる特定のインスタンスのキャパシティーを事前予約することにより最大で72%の割引が可能になるため、長期で利用することが見込めるインスタンスに積極的に適応すれば費用削減につながります。

対象サービス: EC2、RDS、ElastieCache、など

「Savings Plans」は1時間あたりの使用量をコミットすることでリソースの利用料金に割引が適用されることにより最大、72%の割引が可能となります。リザーブドインスタンスに比べ柔軟なプランが有り、インスタンスの増減・変更がが多い環境に対しても適用可能です。

対象サービス:EC2、Fargate、Lambda、SageMaker

Google Cloud:確約利用割引・継続利用割引

Google CloudにはCompute Engine、Cloud SQL等を1年、または3年間の期間利用を確約することにより得られる割引方法「確約利用割引」と、特定のリソースの実行時間が一定の割合を超えた場合に、自動的に割引が適用される「継続利用割引」があります。

「確約利用割引」はサービス毎に最小限の使用量分の費用を支払うことで1時間あたりの費用割引が受けられる「費用ベースのコミットメント」と特定リージョンのCompute Engineの使用をコミットすることでリージョン内のvCPU、メモリ、GPU、SSDに割引が適用される「リソースベースのコミットメント」があります。最大で通常料金の70%割引となり、支払い方法は前払い不要で、毎月の請求額に適用されます。

対象サービス:
・ 費用ベース  :Cloud SQL、Cloud Run、Google Kubernetes Engine 等
・ リソースベース:Compute Engine

「継続利用割引」は手続き不要で、特定のリソースのいずれかの実行時間が1か月25%を超えると、該当インスタンスについて分単位で自動適用されます。使用時間に応じて割引率が高くなり最大で30%割引されます。

自動適用なので利用期間をコミットする必要はありませんが、確約利用割引との併用はできないので注意が必要です。

Azure:予約購入

Azureには仮想マシン(VM)、SQL Databaseのコンピューティングコスト、Storageの容量等のリソースを1年、または3年分コミットする割引方法があります。支払い方法は前払い、月払いが可能で総コストは同じとなります。

予約購入することにより費用を大幅に抑える事ができ、従量課金制の料金を最大72%削減できます。ソフトウェアやネットワーク、ストレージ料金は含まれませんが、長期利用することが予想できる仮想マシン(VM)やSQL Database、Storageがある場合、費用を大幅に抑える事ができます。

対象サービス:仮想マシン(VM)、SQL Database、Storage など

各社、割引サービスの比較

各社、割引サービスの比較

弊社調べ 2021/11/21時点
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まとめ

展開の速さ、導入コストの安さ、可用性の向上、利便性の向上などの費用対効果が見込める為、今後ますます企業のクラウドサービス利用は増えてくると思います。そうした際に、各社のサービスや割引の特長を知っていれば最大限の投資効果が発揮できるはずです。

なお、当社では AWSとGoogle Cloud、Microsoft Azureの利用料が最大8%割引でご利用いただける請求代行サービス をご提供しております。利用料の割引だけでなく、サイバーリスク保険が無料付帯されたりURI監視が無料になりますので、ぜひお気軽にご相談ください。( ご相談はこちら

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