AWS導入事例を3社ご紹介 費用やメリットが丸わかり!?
2021.11.29
2021.11.29
本記事では、当社で実際にサポートをさせていいただいた AWS(Amazon Web Services)の導入事例を、3社ご紹介します。
本記事で紹介していない導入事例もございますので、ぜひご覧ください。
事例1:ECサイト運営企業
AWSの導入でコスト削減に成功
一番の理由はサーバーの管理コストを削減するためでした。メンテナンスやスケールアップなど、面倒で大変な作業に時間を割いてしまっており、これを生産性のある他業務に使いたいと考えていました。
AWSは必要に応じてシステムの冗長化、サーバーのスペック変更、バックアップの増減などが簡単に出来ます。ECサイトの規模に応じてスケールできるので、管理コストだけでなくサーバーコストも削減することが出来ました。
テレビ紹介やセールなどでサイトにアクセスが急増するような場合でも、期間を指定してサーバースペックを変更することが出来ます。コストだけでなく、安心してイベントを迎えることができるようになりました。
仮想デスクトップでEC運用業務も効率化
AWSにはAmazon WorkSpacesという仮想デスクトップサービスがあります。これを利用することで社内にある物理PCと同じ設定、環境を仮想環境で構築することが出来ました。ECサイト運営では季節によってスタッフの増減があり、その度にキッティング作業が発生していたのですが、Amazon WorkSpaces上に設定済みのイメージを保存しておくことで、この作業を大幅に削減することが出来ました。
こういった新しい取り組みをスピーディーに実施できるのもAWSの強みだと思います。
事例2:工事管理システム提供企業
物理サーバーの保守が切れるタイミングでAWSを採択
AWSを採択する前はオンプレミス環境でシステムを運用していました。しかし機器の保守期限が迫る際、そのリプレース作業が大きな負担になっていました。またキャパシティプランニング(どの程度のサーバーリソースを確保すれば次回更新まで問題なく運用できるか)がとても難しく、余裕を持ったリソースを用意するため無駄なコストも発生していました。
そのためもっとも利用実績の多いAWSを採択してクラウド化を検討する事にしました。
パフォーマンスが劇的に向上
導入直後はログインタイムを中心にパフォーマンスを監視していました。オンプレミスでは平均8秒かかっていたものが5秒に短縮されました。15秒以上かかることも多くパフォーマンスにばらつきがあったのですが、それも解消され安定したパフォーマンスになりました。
導入直後はスペックの高いインスタンスを使っていたのですが、安価なインスタンスで検証したところ十分なパフォーマンスであることが分かり、更にコストを削減することが出来ました。こういった検証も簡単に行える点が素晴らしいと思っています。
事例3:音楽配信サービス提供企業
完全なオートスケールを目指して
AWSを採用した一番の理由は、サーバーキャパシティの増加に自動対応できるオートスケールです。将来的には数千万曲の配信を目指していましたが、すぐにそれだけの数が集まるわけではありません。またユーザー数や配信曲数が月次でどのように増えるかなど、必ずしも予定通りにいくとは限りません。そんな中でどんなタイムスケジュールでサーバーを増強していくかが最大の悩みでした。オンプレミスではハードウェアを購入した瞬間から陳腐化が始まりますので、なんともしてもクラウドを利用する必要がありました。
最終的にサーバーを何十台も用意してAmazon CloudWatchでオートスケールの仕組み全体を監視するようにしました。
最終的な監視は代行サービスを利用
実はCloudWatchで監視する仕組みは自社で作ったわけではありません。AWSを自社運用した場合、障害やトラブルが発生した事例は数多くあります。やはり餅は餅屋、専業のサービスベンダに依頼をすることが一番効果的、効率的だと思いました。
代行サービスを利用するメリットは技術力、ノウハウだけではありません。自社運用では難しい24時間365日の監視を依頼することができますので安定したサービスをユーザーに提供することが出来ます。この選択は成功で2年間トラブルが起こることなく運用を続けられています。
その他、導入事例 多数ご紹介中!
以上、業界業種に応じたAWSの事例3選でした。
当社では、この他にもAWSをはじめとする各種クラウドの構築やシステム運用監視の事例を公開しております。また、システムの導入や監視運用について、お困りの事などございましたら、どうぞお気軽に こちらよりご相談ください 。
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