SQL Server Management Studio (SSMS)でのSQL Serverデータベースのリストア方法
2024.08.15
本記事ではWindowsOS搭載のPCにてSQL Server Management Studio (SSMS)を利用したSQL Serverデータベースのリストア方法についてご紹介いたします。
はじめに
本ブログでは題名に記載のある通り、「Microsoft SQL Server」のDBリストア手順についてご紹介いたします。「Microsoft SQL Server」はMicrosoft社が開発したデータベースを管理する仕組みになります。 SQL server以外のデータベースとしては、PostgreSQL、Oracle、MariaDB等があります。
実際にSQL serverでデータベースを作成し、SQL等を実行しデータの追加・更新・削除をしたことがある方は多いと思われますが、データベースの復元については、経験したことがないという方も多いのではないでしょうか?
そこまで難しい作業ではないと思いますので、SQL Server Management Studio (SSMS)でのDBリストア方法について、一緒に確認していきましょう。
SQL Serverとは
冒頭でも記載いたしましたが、「Microsoft SQL Server」はMicrosoft社が開発したデータベースを管理する仕組みになります。
「Microsoft SQL Server」を使用する一番のメリットは、Microsoft社が開発しているということもあり、WindowsOSと相性が良い点が一番大きいと考えられます。
また、SQL Serverのデータベースを管理する「SQL Server Management Studio」という専用ツールがあり、データベースの作成・バックアップ・復元等を簡単に行うことができる点も強みです。
SQL Serverは基本的には有償サービスになりますが、無償で利用可能なDeveloperやExpress等のエディションも用意されており、自分のPCに無償版をインストールして試しに利用してみることが可能です。
SQL ServerDBバックアップ手順
それでは実際にSQL Serverで作成したDBを操作してみたいと思います。今回はDBリストア手順がメインになりますので、SSMSのインストール、ログイン、DB作成の手順は割愛させていただきます。
以下、検証環境とDBバックアップ手順になります。
検証環境
DBバックアップ手順
(1)SSMSを起動し、ログインする。
(2)対象データベース(今回は「JIG」)を右クリックする。
(3)一覧の中にある「タスク」にマウスのカーソルを合わせる。
(4)一覧の中にある「バックアップ」をクリックする。
(5)選択したベータベース、バックアップの種類(今回は完全バックアップを選択)、バックアップ保存先を確認し、問題なければOKボタンをクリックする。
(6)「データベースのバックアップが正常に完了しました」のダイアログが表示されたらOKボタンをクリックする。
(7)(5)で指定したバックアップ保存先にDBバックアップが存在していればバックアップ成功です。
SQL ServerDBリストア手順
続きまして、DBリストア手順についてご紹介いたします。
(1)SSMSを起動し、ログインする。
(2)データベースを右クリックし、「データベースの復元」をクリックする。
(3)デバイスの欄をクリックする。
(4)下記画面が表示されるので、追加ボタンをクリックする。
(5)復元するDBを選択し、OKボタンをクリックする。
(6)選択したDBに間違いがないことを確認し、OKボタンをクリックする。
(7)選択したDBに間違いがないことを最終確認し、OKボタンをクリックする。
(8)下記メッセージが表示されたら、復元完了です。
注意点
既に同じオブジェクト名が存在している場合は、復元に失敗します。既にあるオブジェクトを削除するか、オブジェクト名を変更してから再度復元を実行してください。
おわりに
今回は「Microsoft SQL Server」のDBリストア手順をメインにご紹介させていただきました。
SSMSを利用すれば、DBバックアップ・リストアはあまり触ったことがない方でも比較的簡単に実施できるかと思いますので、ぜひ皆さん一度操作されてみてはいかがでしょうか。
DBの容量が大きい場合、バックアップ・リストアには時間がかかりますので、その点ご注意いただければと思います。
また、機会があれば、SQL Serverに関連する記事を書きたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。