AWSの色々なリソースの操作を学ぼう
2024.08.15
本記事ではAmazon Web Services(以下AWS)における様々な操作方法について紹介します。
初めてAWSを使う方からAWSをより使いこなしたい方まで学べる記事です。ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
AWSにおける操作方法
AWSを利用したことのある皆様は、これまでどのようにリソースを作成しておりましたでしょうか?
多くの方は最初にマネージメントコンソールで操作することが多いと思います。しかし他の操作方法を実施することにより、効率的に開発することができます。
リソース作成には、具体的に以下のような操作方法があります。
細かく言及すると上記以外にも作成方法はありますが、今回は上記の5つに絞ってご紹介します。
マネージメントコンソール
AWSの操作としてもっとも一般的なのがマネージメントコンソールかと思います。
こちらはブラウザ上からUIでの操作が可能となっており、直感的にリソースを作成することが可能です。
プレビュー版の機能など一部機能がマネージメントコンソールからのみ操作可能な場合があります。欠点としては、人によるログインでしか操作できないため自動化に対応できないことです。
おすすめ用途
AWS CLI
AWS CLIは、コマンドラインを活用してAWSリソースを操作する方法です。LinuxやWindowsのCUIから操作を行うときに活用できます。
スクリプトなどを作成することで効率的にリソースの操作を行うことが可能です。
例(EC2作成):
aws ec2 run-instances --image-id ami-xxxxxxxx --count 1 --instance-type t2.micro --key-name MyKeyPair --security-group-ids sg-903004f8 --subnet-id subnet-6e7f8
おすすめ用途
AWS SDK
AWS SDKは、AWS CLIとほぼ同等のことをプログラミング言語を使用して実現できます。.NET、Python、Rubyなど様々な言語で利用が可能です。プログラミング言語に慣れ親しんだユーザにとっては使いやすい操作方法かと思います。
Python例(EC2インスタンスの作成と起動):
self.instance = self.ec2_resource.create_instances(
**instance_params, MinCount=1, MaxCount=1
)[0]
self.instance.wait_until_running()
おすすめ用途
AWS CloudFormation
AWS CloudFormationは、Infrastructure as Code(以下IaC)と呼ばれるコードでインフラストラクチャーの構築・管理を行うリソースの作成方法の1つになります。
AWS SDKとの違いはAWS SDKがリソースに対する操作内容をプログラミング言語で記述するのに対して、IaCはどのようなリソースが存在するのかという状態を記述します。
AWS CloudFormationはその中でもAWSが提供するAWS環境のためのIaCです。AWS環境をIaCで構築・管理する場合にはとても便利です。
おすすめ用途
Terraform
Terraformは、AWS CloudFormationと同様にIaCと呼ばれるものの1つになります。AWS CloudFormationとの最大の違いはAWS CloudFormationがAWSリソースのみを作成できるのに対し、Terraformはオンプレミスや他のクラウドのリソースも作成することができる点です。
マルチクラウドやハイブリットクラウドを実現するためにとても便利です。
おすすめ用途
最後に
今回は、AWSの様々なリソースの操作についてご紹介しました。
使用用途に適した操作を行うことでAWSをより効率的に活用できるようになります。今まで使ったことがなかったものも、ぜひ活用してみてください。
今後は今回紹介したマネージメントコンソールやAWS CloudFormation、Terraformを活用した具体的なリソース作成について執筆予定です。
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