Google Cloud Marketplaceの出品方法を、徹底解説!
2021.12.03
ソフトウェアパッケージを出品・販売することが可能なGoogle Cloud Marketplace(グーグルクラウドマーケットプレイス)ですが、出品には様々なメリットや利益があります。
出品までの道のりには様々なステップがありますので、本記事では、その流れをご説明します。
はじめに
Googleが運営するソフトウェアパッケージ提供サービス、「Google Cloud Marketplace」をご存知でしょうか? Google Cloud Marketplaceは、多種多様なソフトウェアパッケージが掲載されているサービスライブラリーです。掲載されるソフトウェアのそのほとんどがGoogle Cloudが開発したものではなく、他社が開発して出品したものになっています。
条件さえ満たしていればどの会社でも出品できるものの、マーケットプレイスへの掲載は数多くのステップがあってわかりづらい、とお悩みの方も多いかと思います。
そこで今回は、そのプロセスをよりわかりやすくするために、出品の流れをご紹介していきます!
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概要-Google Cloud Marketplaceとは?
まず、「Google Cloud Marketplaceって何なのかいまいちわからない」といった方向けに、その基本を説明します。冒頭でも述べたように、Google Cloud Marketplaceとは、「Google Cloud で動作する機能的なソフトウェア パッケージをすばやくデプロイする」ことを可能にする、ソフトウェアパッケージ提供サービスです。
それだけ読むと少しわかりにくいかもしれませんが、簡単に言うとソフトウェアのカタログみたいなものです。
Google Cloud Marketplaceに載っているソフトウェアパッケージの用途はそれぞれ違いますが、ユーザーはGoogle Cloudのサービスに馴染みがなくても簡単にビジネスニーズを満たすパッケージを見つけ、利用することができます。
参考サイト
Google Cloud Marketplace とは(公式サイト)
Google Cloud Marketplaceに出品するメリット
続いて、Google Cloud Marketplaceに自社製のソフトウェアパッケージを出品するメリットについてお伝えします。
一番大きなメリットはおそらく、誰もが知るGoogle Cloudの公式プラットフォームに自社の製品が掲載されることではないかと思います。Google Cloud Marketplaceに自社のソフトウェアを出品することは、つまりGoogle Cloudのプラットフォームで製品を販売できるということです。やはりその製品の信憑性も高くなり、目にする人も多くなると考えられます。
その他のメリットとして、KubernetesアプリやSaaS製品など様々な種類のソフトウェアパッケージが販売できたり、お好きな料金モデルを選べたりする点も大きなメリットになるかと思います。
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出品の流れ
出品の流れは、ステップに分けて解説していきます。
1. Google Cloud のBuild パートナーになる
そもそもですが、Google Cloud Marketplaceへ製品を出品できるのはGoogle Cloud のBuild パートナーのみという決まりになっています。まだBuildパートナーになっていない方は、こちらのページ から申請できます。
Buildパートナーになること以外にも諸々条件がありますが、条件の数が多いのでこちらでは省きます。(条件を確認する ドキュメンテーションはこちら)
2. Google Cloud Marketplace のベンダー契約
無事Buildパートナーになったら、次はPartner Advantage というパートナーポータルツールの Google Cloud Marketplace ページにて、Google Cloud Marketplace のベンダー登録を行います。登録してからベンダー契約が完了するまではだいたい1~2週間かかるそうです。
3. 料金モデルの検討
ベンダー契約が完了となったら、料金モデルの検討に進みます。出品したい製品の種類にもよりますが、無償提供やBYOL(自社所有ライセンスの使用)など色々あるので、自社の製品に一番適切なモデルを選ぶことができます。
4. 出品の準備
料金モデルを選択したら、ようやく出品の準備に入ります。
この時点ではGoogle Cloudの担当者から手続きの指示などが届いているはずですが、そのフローを簡単に可視化するために、出品準備を5つのステップに分けて説明します。
4-1. 支払いの受け取り登録
Google Cloud Marketplace からの支払いが受け取れるように登録します。
4-2. Google Cloud プロジェクトを作成
Google Cloud プロジェクトを作成します。このプロジェクトは自社製品のコンポーネントをホストするわけですが、製品の種類によって作成方法が違うのでドキュメンテーションからご確認ください。
4-3. プロジェクト情報フォームの提出
Google Cloud Marketplace チームから「プロジェクト情報フォーム」というものが届くので、それに記入して提出します。このステップが完了すると、プロダクトリストの作成や管理をするためのパートナーポータルにアクセスできるようになります。
4-4. オープンソースプラクティスの内容に同意
オープンソース・コンプライアンス・ドキュメントを提出し、Google のオープンソースプラクティスの内容に同意します。
4-5. 選択した料金モデルを追加
実際追加されるにはGoogle Cloudの承認が必要になりますが、2週間くらいかかるそうなのでそれを認識した上で自社の出品スケジュールを合わせると良いでしょう。
5. 自社のソフトウェアを、Google Cloud Marketplaceと統合
ここで自社の開発チームがGoogle Cloudのインフラや請求システムとの統合を行うのですが、これもやはり製品の種類によってやり方が変わってくるので、ドキュメンテーションを要チェックです。
6. 出品
ここまで来たら、Google Cloudの担当者と協力して自社の製品を出品します。
終わりに
今回は、Google Cloud Marketplaceの出品手続きの流れを解説しました。掲載までの道のりは長いですが、もし困ったことがあってもGoogleの担当チームと連絡取れるので、まずは取り組んでみてくさい!
より詳細にMarketplaceへの出品について知りたい方は、Google Cloudのドキュメンテーションをご覧ください。
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