OPS

システム運用の必要性

なぜクラウドでサーバーの運用監視が必要なのか

2021.12.27

2021.12.27

本記事のポイント

パブリッククラウドのメリットを最大化するためには、日々の運用業務を最適化することが重要です。

適切な形でシステムを運用していないと、例えばシステムがダウンした際、長時間復旧せずにサイトが利用できなかったり、企業のブランドイメージを損なう結果になるなどの可能性があります。

本記事では、システム運用の必要性と、不適切な運用で起こりうる損失、おすすめの運用などについてご紹介します。



クラウドでも「インフラ以外のサーバー運用」が必要

ソフトウェアの開発は、構築・開発した段階で終わりではありません。正常に稼働するようになった後も、サーバーを適切に運用・管理を継続的に行い続けることが必要です。

サーバー運用では、具体的に以下のような業務を実施します。

日常的な運用業務

サーバーを健全な状態に保ち続けるための運用業務は多岐にわたります。パブリッククラウドを利用しているためインフラのメンテナンスが必要なくなるという場合にも、例えば以下のように、数多くの運用業務が必要です。

  • OS、ミドルウェア、アプリケーションのバージョンアップ
  • パッチの適応
  • 脆弱性の対策
  • ユーザやパーミッションなどの権限管理
  • 24時間365日継続して行わなければならない監視業務
  • 障害時の対応

    継続的に行うべき業務に加えて、サーバー運用管理者は障害時に迅速に対応することが求められます。

    WEBサーバから応答がない、ミドルウェアやアプリケーションのプロセスが停止している、ディスク使用率が100%を超えてシステムが停止しているなど、障害の内容は多岐に渡りますが、担当者はこれらの障害に対して正確、かつ迅速に対応し、システムを復旧させる必要があります。

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    運用の中でも高負荷な、監視業務

    以上のようなサーバー運用の中でも、特に負担となりやすいのはサーバーの監視業務です。なぜなら、監視業務には多くの監視項目が存在し、対応するエンジニアにも高度な知識が求められるためです。

    サーバー運用、代表的な監視項目2点

    監視には、大きく分けて内部から行う「エージェント監視」と外部から行う「エージェントレス監視」があります。

    項目1. エージェント監視

    エージェント監視では、サーバー内部に監視エージェントを置き、サーバー内部で情報を収集し、監視を行います。この例として、CPU、ディスクの使用率などのリソース監視や、ミドルウェアやアプリケーションが問題なく動作しているかを確認するプロセス監視などが含まれます。

    内部からのアクセスが正常に行われているかどうかを確認には、これらの監視を使い分ける必要があります。

    項目2. エージェントレス監視

    エージェントレス監視の中には、pingコマンドなどでサーバーの死活状況を監視するICMP応答監視、SNMP(Simple Network Management Protocol)応答監視、SSL証明書の有効期限をチェックするSSL監視などの項目があります。

    サーバーを正常に運用し続けるためには、このように多くの項目を同時に監視し続ける必要があります

    不適切な運用監視で、起こりうる損失とは

    では、こうした運用監視が適切に行われなかった場合、どのような損失が生じるのでしょうか。例えば、運営しているECサイトが深夜にサーバー障害でダウンしてしまったケースを想定してみましょう。

    24時間体制で適切な監視が行われていない場合、担当者は業務時間外のためすぐに復旧対応を行うことができません。

    そうして長時間復旧せずにサイトが利用できないままになってしまえば、その期間はダイレクトにECサイト売り上げ機会の損失となってしまいます。さらに、サイトのブランドイメージを損なう結果になってしまうでしょう。

    損失を避けるにはどうしたら良い?


    以上のような損失を避けるためには、どのような対策を取るべきでしょうか。自社で24時間365日対応可能な体制を整える、ということも可能ではありますが、さまざまな点でメリットのある サーバー運用のアウトソースという選択肢 についても考慮することがおすすめです。

    メリット1. 障害のリスク軽減

    サーバー運用をアウトソースする最大のメリットは、障害のリスクを大幅に軽減できることです。一般に、十分な監視運用体制を自社で用意することは企業にとって高いハードルかもしれません。

    しかし、監視運用のアウトソーシングサービスを提供する企業は、障害の回避、障害時の対応に関して高い知見と経験を蓄積しております。そのため、日々の監視業務ではもちろん、障害時には、迅速かつ適切な対応をすることのできる頼りになるパートナーとなるでしょう。

    メリット2. 運用保守のコスト削減

    さらに、自社で監視運用体制を整える場合と比較して、こうしたサービスを利用することには大きなコストメリットがあります。

    サーバー運用に関する豊富な知識と経験をもったエンジニアを雇用し、さらにそうしたエンジニアが24時間365日対応可能な体制を作るのには、高いコストがかかります。

    しかし運用サービスをアウトソースすれば、はるかに低いコストで監視運用を導入することができるのです。

    さいごに

    いかがでしたでしょうか。

    当社では 運用監視サービス をご提供しております。導入実績1200件、70業種、数万台のサーバー運用と豊富な実績を持っています。運用監視の代行をご検討の方はぜひお気軽にご相談ください。

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