AWSが主催するクラウドコンピューティング最大のイベント「AWS re:Invent」が、2022年11月28日~12月2日にかけてアメリカのラスベガスにて開催されます。本ブログでは、AWS re:Inventに実際に参加したエンジニアから、イベントの様子やKeynote(基調講演)の現地レポートをいち早くお届けします。
今回は、11/29(火)14:30~15:30に開催されたAmazon WorkSpaces、Amazon AppStream 2.0に関する講演をリポートします。
AWS re:Invent とは?
re:Inventとは、Amazon Web Services(以下、AWS)が主催するAWSに関するセッションや展示ブース、試験準備のためのブートキャンプやゲーム化された演習などを通じて、参加者が主体的に学習できるAWS最大のイベントです。
セキュリティと生産性を最適化するリモートワーク環境の構築(EUC204)
セッション紹介を日本語訳すると、以下のような内容になります。
“ リモート ワークは、従業員のエクスペリエンスを向上させながら、エンド ユーザー デバイス上のデータを保護する必要がある組織に多くの課題をもたらします。
このセッションでは、Amazon WorkSpaces と Amazon AppStream 2.0 を使用してクラウドで仮想デスクトップ インフラストラクチャを使用する方法について学びます。
これらのサービスは、従業員の満足度と生産性を維持するための高性能で低遅延のアーキテクチャを提供しながら、データ センターにデータを保持するのに役立ちます。“
登壇者
登壇者はこちらの方です。
会社名 | 登壇者 | 役職 |
---|---|---|
Amazon Web Services | Stephen Stetler | Senior EUC Specialist SA |
Amazon Web Services | Melissa Stein | Director |
Capital One | Joshua Hartwig | Director |
セッション会場の様子
Mandalay Bay(Oceanside D)でのセッションとなっておりました。
アジェンダ
Why hybrid/remote work?
大きく分けて以下3つが期待できます。
従業員の経験
グローバルリーチ
コスト削減
ハイブリッドまたは完全なリモートで働く従業員の数がかつてないほど増えているため、オフィスの未来は転換点を迎えています。
(参照元:The Future of Hybrid Work: 5 Key Questions Answered With Data)Challenges of supporting hybrid work models
以下4つが課題となります。
AWS end user computing services
(公式ドキュメント:Amazon WorkSpaces)(公式ドキュメント:Amazon AppStream 2.0)
Improve IT agility(ITの俊敏性を向上させる)
How Capital One went remote with Amazon WorkSpaces
もともと別クラウドを使用しており、以下が課題となっておりました。
AWSで行っているMECのスペースで、要件を吟味し解決策を検討しました。
その後、プロジェクト開始まで進めました。
Amazon WorkSpacesのプロビジョニングプロセスを自動化した結果、数日かかっていたものが1時間もかからなくなったとのことです。
Enhance security(セキュリティの強化)
ハイブリッドリモートワークを行っている従業員によるセキュリティ課題は以下となります。
上記課題に対して、AWS EUCサービスによって以下が期待されます。
公式ドキュメント:https://aws.amazon.com/jp/products/end-user-computing/
Optimize spending(支出の最適化)
フルマネージドインフラストラクチャのOpExの利点については以下となります。
EUCサービスの費用感は以下となります。共通して従量課金制となっております。
以下は実際に導入された方々の声です。
keytakeaways
感想
近年、聞かない日はないくらい定着したリモートワークですが、AWS WorkSpacesへ環境構築を検討してはいかがでしょうか。