Google Cloud Next とは？

Google Cloud Next ’23とは、Google Cloud のインスピレーション、イノベーション、教育の世界的な展示会です。

意思決定者、開発者、そしてアクセシブルでスケーラブル、かつ社会的責任のあるクラウドに情熱を燃やすすべての人々が一堂に会し、課題、ソリューション、10 倍のアイデア、ゲームを変えるテクノロジーを共有する場です。

Meet the environment APIs

今回は、08/29(火)11:00～11:45に開催されたMeet the environment APIs Sessionに関する講演をリポートします。

公式サイトによるセッション紹介を日本語訳すると、以下のような内容です。

“Google Maps Platform は、環境 API の追加を発表しました。 私たちは、開発者が Google Maps Platform でできることを拡張し、最初の 3 つの環境 API である Solar API、Air Quality API、Pollen API を使用して持続可能な未来への道を切り開くエクスペリエンスを構築しています。 Google Maps Platform が変化する世界の中であなたとあなたの組織がダイナミックに活動し続けるのにどのように役立つのかを確認し、最新の製品発表とイノベーションについて学びましょう。“

引用元：Google Cloud Next San Francisco ’23

登壇者

登壇者はこちらの方です。

会社名	登壇者	役職
Google	Emil Fisher	Director, Research & Engineering
Google	Ran Korber	Director, Product Management
Google	Saleem Van Groenou	Product Manager, Environment APIs
One Terrawatt peak	Bas Van der Peet	Director International

内容

・本セッションで登場したAPIは以下です。

Solar API

画像や生データを分析し、日陰のパターンを把握するAPIです。
太陽光パネルを設置した場合、どの程度エネルギーが生成されるのか値を用いて洞察してくれます。
本APIにより、太陽光発電を導入するスピードを加速させ、より正確な提案を実施することが可能になります。

Air Quality API

現在の大気の状況、汚染物質の種類や濃度、30日間の状況、ヒートマップなどを確認することが出来るAPIです。

目的地の「大気の状況」を把握し、自分の身を守ることにもつながります。

Pollen API

天気予報と併せて飛んでいる植物アレルギーの詳細を確認することが出来るAPIです。

目的地の「花粉の状況」を把握し、花粉症への対策を行うことにつながります。
花粉症は全世界で4億人以上が持っているとのことですので、社会で大いに活躍するAPIになるかと思われます。

感想

普段Google Maps Platformは目的の場所に行くためのツールとして活用しておりましたが、便利な拡張機能の存在を知ることができて非常に有益に感じました。 今後の活用方法に期待が高まります。

まとめ

今回は１日目のセッション「Meet the environment APIs」の内容を紹介しました。

Solar APIによって太陽光発電設置に関する情報が十分に得られることにより、太陽光発電会社が設置検討ユーザーに意思決定を行うための必要な情報をさらに提供することが可能となります。その結果、太陽光発電の導入が加速し、世界的に太陽光発電を実施している世帯が増えていくことが予想されます。

また、Air Quality APIおよびPollen APIにより大気や花粉の情報を自分で直接入手することができますので、Google Maps Platformの拡張機能より 試してみてはいかがでしょうか。