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[AWS re:Invent 2019 ] Veeam製品を使ったBackupに関するセッションに参加

2019.12.09

本記事のポイント

ラスベガスで開催されているAWS re:Invent 2019でVeeam製品を使ったBackupに関するセッションに参加してきました。

今回、Amazon EC2のバックアップに対応した製品(Veeam Backup for AWS)がリリースされました。

Veeam製品を使用してEC2インスタンスのBackupを取得する際の概要について紹介します。

セッション会場の様子

メイン会場であるThe Venetian Resortでセッションが行われました。

re:Inventでは複数のホテルが会場となっており、一つ一つのホテルがとにかく広く、目的の場所にたどり着くまでにかなり時間がかかります。

Veeam Software社について

スイス バールで、2006年に設立されました。

仮想、物理、マルチクラウドインフラストラクチャ向けのバックアップ、災害復旧、インテリジェントデータ管理ソフトウェアを開発するソフトウェアベンダーです。

日本法人も開設されており、全世界で68000社以上のパートナー、36.5万を超える顧客を擁しています。

Veeam Backup for AWSについて

AWS EC2インスタンスを安全にクラウドネイティブのバックアップとリストアを提供します。

EC2インスタンスの停止、誤操作による削除、マルウェアによるデータ損失等が発生した際に数分でリカバリー可能です。

機能の特徴

・EC2インスタンスにエージェントのインストール不要

Amazon EBSスナップショットを自動化して復元を高速化

・ターンキー展開

シンプルなWebベースの管理UI

・ポリシーベースの自動化

ポリシーとバックアップ世代をカスタマイズ可能

・高速で柔軟なリカバリ

ボリューム、インスタンス、およびファイルレベルの復元オプションを使用可能

費用

・総保有コスト(TCO)

バックアップコスト見積りにより、コスト管理が強化され、保護が最適化

アーカイブ

長期保存のために、Amazon EBSスナップショットを費用対効果の高いAmazon S3リポジトリにコピー

セキュリティ

リスク削減

別々のIAMロール、クロスリージョンおよびクロスアカウント保護を使用してセキュリティを強化

・セキュリティの強化

管理者アカウントの多要素認証を使用化

使用方法

AWS Maketplaceより利用可能です。

執筆時点で、Veeam Backup for AWS Free Edition のみ使用可能でバックアップできるEC2インスタンスに制限(10台まで)があります。

リストアは無制限で行うことが出来ます。

あとがき

今回のセッションに参加してみて、より手軽にEC2インスタンスのバックアップが利用可能になり、重要データの保護に役立つものだと感じました。

Veeam Backup for AWSを実際に触ってみて、使用方法等は改めて記事にしようと思います。

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