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Google Cloud Next ’18 in Tokyo レポート

2018.09.21

本記事のポイント

2018年9月19日から20日にかけて東京プリンスホテル、ザ・プリンス パークタワー東京で行われたGoogleのクラウド関連カンファレンスでの発表をまとめた記事となります。

Google Cloud Next ’18

イベント概要

7月のサンフランシスコ開催を皮切りに、9月は東京、10月はロンドンでも開催されます。

メインとなる新機能や新サービスの発表はサンフランシスコで行われ、東京開催では日本向けにローカライゼーションされたサービスの内容やGoogleが日本で行ったクラウド事業や市場に対する投資と成長、協業についての発表となります。

2016年には2000人であった東京会場の来場者数は2年で2万4千人まで伸び

日本におけるGoogle Cloud Platformへの関心の高さがうかがえるイベントでした。

既に来年の開催も決まっておりサンフランシスコでは4月9日〜11日で開催が予定されております。

※執筆時点東京開催日は未発表

また基調講演やセッションの内容はYouTubeのGoogle Cloudチャンネルでも閲覧可能です。

【関連リンク】

Next’18 in Tokyoでの発表

Machine Learning Advanced Solutions Lab開設

Googleは東京にMachine Learning Advanced Solutions Labを開設します。(以下ASL)

ASLとはGoogleが社内のエンジニアに行う為に作成した機械学習のトレーニングと同じプログラムでMachine Learningエキスパートの育成を支援してくれるソリューションです。

オンサイトによるハンズオントレーニングやGoogleの施設を使いGoogleエンジニアと共同作業を行うことができるとのことです。

またトレーニングだけではなくGoogleエンジニアが設計や実装までの技術支援を行なってくれるとのことでMachine Learning活用における人材の育成から技術的課題の解決までをトータル的にサポートしてくれるソリューションとなります。

【関連リンク】

Cloud Memorystore for Redis

Cloud Memorystore for Redisが一般公開されました。

Cloud Memorystore for Redisは高可用性なフルマネージド インメモリ データストアサービスです。

ベータ版を経て東京リージョンでも利用可能となり

Redisプロトコルに準拠しており既存のコードを書き換えずに移行が可能となっております。

Container Registry 脆弱性スキャン機能ベータ版提供

Container Registryはコンテナイメージを登録するレジストリになります。

コンテナイメージが登録された段階で自動的にOSパッケージ内の脆弱性をスキャニングをしてくれるサービスのベータ版が公開されました。

スキャニングを行い信頼できるイメージのみデプロイを行うなども可能になるとのことです。

新しくなったCloud Source Repositories

Cloud Source Repositoriesはプライベートなソースコードリポジトリになります。

UIが変更されGoogleの検索技術によるソースコード検索が可能となり新しくなったCloud Source Repositoriesのベータ版が公開されました。

補足:Next’18 in San Franciscoでの発表

新機能、新サービスの発表

Google Cloud Platformのほとんどの新機能、新サービスはメインとなるNext’18 in San Franciscoで発表されました。

Machine Learning関連では専門知識不要でカスタマイズした機械学習モデルを構築できるCloud AutoMLや

Bigqueryから直接機械学習モデルが作成可能なBigqueryML等のサービスが発表され

またGKE関連ではオンプレミスでも利用可能でGoogle Cloud Platformで統合管理可能なGKE On-Premの発表等インパクトのある新機能、新サービスが発表されました。

それら全てをまとめたGoogle Cloud Platformのまとめがありますので参考にしてみていただければと思います。

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