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AWSでWebサーバを構築するまで(EC2インスタンス/作成編)

2019.02.12

本記事のポイント

前回のVPC編/RDS編に続いて、新卒3人がAWSで何をしたらWEBサーバの構築が出来るかをまとめてみました。

構築する上で大切だったことを紹介したいと思います。

はじめに

皆さんこんにちは、JIG-SAW株式会社 2018年度、新卒のS.Iです。
前前回、前回とVPC編RDS編で同期が経緯を説明してくれているので割愛しますが、私は北海道出身、北海道文系大学出身の生粋の道民でございます。
体育会系の部活で毎日練習に打ち込む、そんな学生時代でした。
今まであまり触れることの無かったITの世界にどっぷりとつかり日々奮闘しています。

今回は2018年度新卒の札幌配属のメンバーでAWSを使ってWEBサーバを構築をするまでのまとめ、EC2編です。

EC2とは

さて、今回私が担当する内容はAWSのEC2というサービスになります。
下記が自分なりにまとめてみました、EC2の概要でございます。

・EC2とはElastic Compute Cloudの略称。AWSの仮想サーバ。
・一つのサーバとして使用が可能であるため、サーバの追加、削除が容易に行える。
・メモリやストレージの拡張もコンソールから行うことが可能。
・月750時間まで無料でEC2が使える無料枠がある。※台数が増えると、その分使用時間も減るので注意。
・1秒単位での課金であるが、1時間未満の起動の場合(すぐに立ち上げて削除等)にも1時間として課金されるため、起動と削除や停止などを繰り返すと実際の時間に関係なく、無料枠を超える場合があるため注意。

EC2インスタンス作成

ここからは実際のEC2インスタンス作成手順にそって都度サービスの説明をしながら進めていきたいと思います。

1.AMIの選択

インスタンスを立ち上げると、AMIの選択画面に移ります。
AMIとはAmazon Machine Imageの略で、OSのディスクイメージのようなものです。
イメージとして残しておくことで内部の設定を変更しても元に戻すことが出来ます。
AMIの選択画面にはAmazon Linux AMIというものがあります。これはAmazonがCentOSをベースにしてカスタムしたもので、AWS特有の便利なツールも内蔵されています。

2. インスタンスタイプの選択

次にインスタンスのタイプを選びます。様々な種類のさまざまな CPU、メモリ、ストレージ、ネットワークキャパシティーの組み合わせによって構成されているため、様々な条件にも柔軟に対応することが出来ます。

無料枠と致しましてはt2.microのみになります。

3.インスタンスの詳細の設定
以下自分が気になった項目をまとめてみました。

・ネットワーク
どのVPC上にインスタンスを作成するかの設定です。VPCの説明は以前投稿されたブログの(VPC編)でまとめてあるので割愛させて頂きます。

・シャットダウン操作
インスタンス内でのシャットダウンの意図する動作の設定。シャットダウンすることでインスタンスそのものを破棄するようにも設定できます。

・CloundWatch詳細モニタリングを有効化
CloudWatchというAWS上のサービスを監視するサービスがあり、それを使ってインスタンスを詳細に監視します。

様々なAWSのサービスが監視出来、設定なども容易で臨機応変に対応できます。

4.ストレージの追加
次にストレージの追加です。
AWSではEBS(Elastic Block Store)という仮想ストレージがあります。
アベイラビリティ内で自動的にレプリケートされている為、非常に高い耐久性に可用性を兼ね備えています。
さらに使用量の拡張、縮小が分単位で行えます。

5. タグの追加
次はインスタンスにタグ付けします。
キーと値が設定できます。これはインスタンスにラベルを付けるような役割になります。
コンソールでのタグを管理してみたり、請求用のリソースにタグを付けたりと用途は様々です。

6. セキュリティグループの設定
最後にセキュリティグループの設定をします。
こちらはインスタンスに適用する仮想のファイアウォールのようなものです。
サブネットレベルでなくインスタンスレベルで動作するためVPC内のインスタンスごとで異なったセキュリティグループを割り当てることが可能です。

後はキーペアを作成致します。
パブリックキーとプライベートキーのことを、キーペアと呼びます。

セットアップ作業

先ほど作成したインスタンスは今のままだとただの箱になってしまいます。
今回は「最終的にWEBサーバからインターネットへつなげたい」という目標があるのでApacheをインストールをします。

インストールを行い、パブリックDNSかパブリックIPを使ってアクセスしてみると・・・

このような画面が確認できると思います。
ここまで作ると愛着が湧いてきますね。

まとめ

検証を通してEC2のみならず仕組みや関係性を確認することが出来ました。
今回はAWSを扱いましたが他のクラウドだと、どんなサービスがあって、違いは何なのかなど興味を持つきっかけとなりました。構築作業は奥が深私はまだその表面しか理解できていませんが、もっと多くの事を知るために今後の業務に打ち込んでいきたいと思いました。

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