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こんなはずではなかった!クラウド選択の落とし穴

2018.09.02

2018.09.02

本記事のポイント

クラウドサービス利用のメリットは多く、いつでもどこでも利用できて、低価格な導入と運用が可能です。
スモールスタートして、事業の拡大に応じて自在に拡張することもできます。

これらメリットを最大限に享受しようとすると、クラウドサービスの選択が重要となりますが、
今ではクラウドサービス提供事業社は数十に増え、国内外の主要なサービスだけでも十指を超える状況となり、自社システムをクラウドへ移行する上での選定ポイントを紹介します。

データ転送量の罠

クラウドサービス選択の比較項目で、第一に気になるのが「価格」です。
ところが、クラウドサービスの導入が増えるにつれ「こんなはずではなかった」という声も聞かれるようになりました。
代表的なものに「データ転送量の罠」があります。

クラウドサービスはリソースの規模によって月々の利用料が決まり、予算計画の立案が容易となります。
これは大きなメリットですが、クラウド事業者によっては「データ転送量」で月々の請求金額がまったく異なる場合があります。

例えば、通販サイトで来訪者が動画や画像など大きなデータをダウンロードしようとするとデータ転送量に応じて課金されます。
また、クラウドサービス導入企業とサイト間のデータ転送にも課金されるため、頻繁にサイトをリニューアルすると、意外な請求金額が届くこともあります。

クラウド事業者の中には、一定のデータ転送量が利用料に含まれていたり、データ転送量が無料のクラウドサービスもあります。
多少利用料が高くても定額のサービスを利用するか、従量課金のサービスを利用するかは重要な判断ポイントとなります。

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ストレージを判断する

データの保存先となるストレージは、容量のみならず、品質によっても価格が異なります。
このストレージの価格が複雑で判断に迷うことが多く、国内のクラウド事業者では1種類しか提供していない場合もありますが、海外の先駆的なクラウド事業者では複数種類提供しているケースもあります。

ストレージの使い分けは、オンプレミスの業務システムでも見受けられます。
頻繁にアクセスするデータベースの場合は、高性能なストレージを利用し、現在では高速ストレージSSDの採用も珍しくありません。
逆にアクセスの少ない、長期保存が目的のストレージには大容量でも安価なSATAインターフェイスのストレージを利用することが主流となっています。

クラウドも同様に複数のストレージが用意されており、ストレージの種類によって価格が十倍以上開いていることもあり、この選択を誤ると月々の料金に大きな違いが生じるので注意が必要です。

最近ではデータのバックアップ先やクラウド/IoT時代になってビッグデータの保存先としてクラウドのストレージを利用するケースも増えてきており、ここでストレージの選択を誤ると費用はもちろん運用にも影響を与えるため、目的に適したストレージ選択が重要となります。

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