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クラウド/IoT時代に求められる「自動化」とは

2018.09.01

2018.09.01

本記事のポイント

近年、「IoT」というワードが話題となってきており、全国紙で用語解説が掲載されるなど、IT業界のみならず、一般社会でも重要なキーワードとなってきています。
このIoTがクラウドを基盤とすることで、その価値を増し、様々なビジネスチャンスを生み出そうとしており、このクラウド/IoT時代に求められる「自動化」について紹介します。

モノが直接インターネットに接続される「IoT」

IoTは「Internet of Things」の略で、直訳すると「モノのインターネット」となります。
インターネットでモノとモノとが結ばれることで、インターネットでは、人と人、あるいは人とサービスを結び付けるものでありましたが、IoTでは人が介在せず、モノとモノとがインターネットで直接結び付いて、自律的に情報をやり取りします。

パソコンとサーバ、パソコンとプリンターなどIT機器では一部接続はありましたが、IoTではこのモノの接続が一気に拡大します。
既に家庭内で見られるのがテレビのインターネット接続で、テレビがインターネットに接続され、視聴情報が自動的に事業者に届けられます。
企業でのオフィスプリンターのインターネット接続も一般化してきており、プリンターがメンテナンス企業に接続され、トナーが無くなると連絡をしなくても交換用のトナーが届きます。
筐体内にセンサーを搭載することで、故障の予兆を検知すると、メンテナンス会社へアラートを通知して、メンテナンスを実施するなど、身の回りでもIoTを実感することができるようになってきました。

工事車両に位置情報を知らせるセンサーを搭載し、自動車の車載センサーとGPSの位置情報を組み合わせることで適宜、運転者の関心に合った情報がモニターに表示させることもできます。
その他、医療機器に組み込まれたセンサーで、心拍数、呼吸、血圧、体温などを常時モニタリングしたり、橋や建物などの公共建築物にセンサーを取り付け、強度を常に把握するなど、人を介在することなく、モノが直接インターネットに接続されるIoTならではの事例となります。

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データと端末が爆発的に増加

IoTでは、一部の情報機器だけではなく、自動車、家電製品、産業機器、建物設備、アクセサリーなどのさまざまなモノがインターネットに接続されます。

ここで引き起こされるのが膨大な情報量の発生です。2020年のデジタルユニバースは44ゼタバイトに上ると報告されています。
デジタルユニバースとはEMCが提唱する「地球上で生成されるデータ全体」のことで、同社が1年間に生成されるデータの量を計測・予測しており、デジタルユニバースは2年ごとに倍となり、2020年には2013年の10倍に相当するデータ量となり、IoTはビッグデータの発生源となっています。

IDCでは、2020年までにインターネットに接続するデバイスの数は320億個に増加すると予想しています。
HPにいたっては、500億個のデバイスがインターネットにつながるだろうと報告しています。
このIoTを支えているのがクラウドで、あらゆるところに分散して存在しているモノから、クラウド上にデータを吸い上げ、大規模に解析・分析することができます。
クラウド/IoT時代のビジネスチャンス拡大は、2020年には年間約200兆円の新規市場を創出すると期待されており、IoTに企業が注目する理由はここにあると言われています。

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