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運用自動化でクラウド/IoT時代の課題に対応

運用自動化の例も紹介。
増えるシステム運用業務、どう解決する?

2021.11.26

2021.11.26

本記事のポイント

クラウド/IoT時代となり、インターネットを流通するデータ量が爆発的に増加しています。

流通するデータ量やネット上に構築されるシステム本数が増加するにもかかわらず、エンジニアの数の増加は期待できない状況であり、この状況を打破するのが「A&A(Auto Sensor-ing & Auto Direction:自動検知・自動制御)」のコンセプトです。



クラウドにも運用は必要。逃れられない運用監視

システムの監視運用を行う当社では、たまに「クラウドにも運用なのか?」という声を耳にすることがありますが、答えは簡単、クラウドにも運用は必要です。これは意外でも盲点でもありません。

ほぼ運用不要なSaaSと、運用必須なIaaS

もちろんSaaSであれば、インフラもアプリケーションもサービス提供事業者の責任範囲になるので、運用はないに等しいと言えます。

しかしIaaSでは、ハードウェアの運用からは解放されるものの、自らがインストールしたOSやミドルウェア、構築したアプリケーションに対する監視が必要なため、運用は必須であると言えます。

クラウド/IoT時代の到来で、増える運用業務

さまざまなモノがインターネットに繋がったりシステム化する昨今、24時間止まらないシステムが当たり前に求められています。システム化するものが増えると当然運用エンジニアの業務も増え、他の業務に振り分けようとしていた担当者が依然として運用業務から離れらない…という話しも珍しくありません。

もちろん、MSP業者(マネージドサービスプロバイダ)から運用業務のアウトソーシングは幅広く提供されておりますが、その多くは人に依存したサービスのため、委託費用も高額な場合が多く、安価な場合は品質に不安があるサービスもあります。

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増える運用業務、どう解決する?

増える運用業務に対し、どのように解決すれば良いのでしょうか? 解決策としては、システムの監視運用を効率的に行っているMSP業者に、運用を委託することがおすすめです。

例えばシステムの監視運用を行う当社では、ご契約いただいたお客様が無料で利用することのできる監視ツール「puzzle」をご用意しています。puzzleは「Auto Sensing & Auto Control(自動検知&自動制御) 」というコンセプトで開発され、迅速で正確なシステム運用を実現しています。

当社では、puzzleの利用と監視経験豊富なサーバエンジニアが連携することにより、効率的で精度の高いシステム運用を可能にしています。(※ 既にご利用の監視ツールがある場合、その監視ツールのままで監視運用を行うことも可能です)

監視ツール「puzzle」3つの特徴

特徴1. 運用の自動化

最大の特長は、障害の「自動検知・自動制御」です。
人手を介することなく異常を検知し、対策を打つ。人手が必要になった場合には担当者へアラートを通知します。人手を介さないのでミスが軽減され、コスト削減にも繋がります。

特徴2. 運用の統合化

従来、オンプレミスとクラウドは異なる手法の運用監視が求められていました。
しかし、puzzleであれば複数のシステムをシームレスに監視することができます。更には、サーバー単位、ストレージ単位、ネットワーク機器単位に行なっていた運用監視も、仮想・物理を問わず統合監視することが可能です。

特徴3. 柔軟なカスタマイズ

puzzleは自社開発のシステムですのでカスタマイズも可能でシステム上必要な監視機能の追加にも柔軟に対応することができます。

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puzzleを活用した、運用自動化の例

アラートの自動振り分け

システムから発せられたアラートのうち対応が必要なアラートを自動で振り分け、必要に応じてエンジニアが対応を実施します。アラート内容はモニター表示されエンジニアが判断し処理しますが、その判断と対応をpuzzleではロボットが行なっています。

対応手順の自動表示

アラートを検知して初めてエンジニアの対応が求められますが、この時点において既にpuzzle側で対応手順が組み立てられています。対応に必要な手順が画面表示されているので、エンジニアは状況と手順が適していることを確認してから、作業を実行するだけで対処が完了します。

以上のようなコマンド操作は、通常2人ペアで行なわれることが義務づけられておりますが、1人がコマンドを入力して、もう1人がEnterキーを押すなどの対応が一般的ですが、puzzleではコマンドをロボットが入力、エンジニア内容を確認して実行するフローとなります。

1人でも多くの人手が介在するとミスの防止が困難になる運用業務では、コマンド入力を自動化することでミスのリスクを大幅に軽減することができます。

さいごに

いかがでしたでしょうか。当社では、システムの構築・導入が行えるのはもちろん、運用開始後もお客様と一体になり、日々サービスの運用改善・品質向上に努めています。

オンプレミス、クラウド、システムの規模問わずご相談いただくことが可能なので、何か気になる点やご質問などございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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